Vision

子どもがあたりまえに
学校で学べる世界をつくる

Mission

ASAPが潤滑油となり
地域全体で持続可能な仕組みを作る

創設者 長谷川安年の想い

活動のきっかけは、2002年カンボジアを観光で訪れたとき、 かつての戦争や内戦でひどい環境におかれた小学校を目にしたことでした。 その光景は自分自身の戦後体験と重なり、「何かをしなければ」という強い思いがこみ上げました。 そして2006年、私財を投じてシェムリアップ近郊のトロク小学校に校舎を寄贈しました。

私は東京都あきる野市で幼稚園を設立し理事長を務めておりました。 学校寄贈後に教育者という立場で見たとき、不足する教材、壊れたままの設備、 薄給のため難しい教員の確保、子どもの労働力にたよった農村の実情など、 カンボジアの学校が抱える多くの問題が目に入ってきました。 このままでは、せっかくの校舎も多くの子どもたちの役に立ちません。 「何かをしなければ」という思いを多くの友人が共感して下さり 2007年2月、特定非営利活動法人「アジアの子どもたちの就学を支援する会」(ASAP)の発足に繋がりました。

カンボジアを訪れるといまでも戦争、内戦の残した悲惨さを強く感じることでしょう。 しかしカンボジアの小学校の子どもたちのひたむきな姿は、私たちに幸せとは何かを教え、 私たち自身の過去を振り返るきっかけを与えてくれます。 私たちの願いをご理解くださり、ご賛同いただける皆さまのご支援をお願いし、ご挨拶といたします。

理事長 大沼陽子の想い

私の父、ASAP創設者の長谷川がカンボジアに学校を建てた当時、 恥ずかしながら私は全くの無関心でありました。「学校を見に」カンボジアに初めて行き目に飛び込んだのは... 雨が降ると授業を中断せざるを得ないボロボロの校舎、 泥水で手を洗う真っ黒な洋服の子ども達、誰ひとり教育を受けていない村のお母さん達、 中学を卒業しただけで働く小学校の先生、音楽・体育・絵画を先生に教える先生さえいない教員養成校...

物にあふれ豊かな日本に生まれたこと、これがどんなに幸せなのか感謝で涙があふれてきました。 同時にカンボジアの現状を見て知ってしまった者としての責任が胸に迫りました。 自分のできることを何かしたい...それがASAPの活動にかかわるきっかけとなりました

ASAPは決して大きな団体ではありません。しかし小さいからこそ皆様から届く支援を無駄なく、 現地に確実に届けることができます。こんな思いに共感し活動を支えて頂けたらとても嬉しいです。