日本の幼稚園や保育園や小学校では色々な種類の布小物が必要になりますが、 Mother to Motherではほとんどの製品を生産しています。オンラインショップをぜひのぞいて下さい
Mother to Mother
「我が子の学費がほしい」カンボジアのお母さん、 「幼稚園用の布小物の準備が大変」な日本のお母さん。 日本で使う布小物をカンボジアのお母さんに縫って貰う。 そんな新しい支援のかたちです
活動のきっかけは 子どもたちの声
2007年4月、ASAPの事務所がある多摩川幼稚園3歳児クラスでは、 コップ袋に自分でコップが入れることが出来ない子どもたちの「せんせい、できなーい!!」の声が響き渡っていました。 大量生産された市販の布袋は子どもたちが大変と感じるところを補えていません。 子どもたちが使いやすい袋をご家庭で縫って貰おうと考えましたが 「仕事をしていたり、裁縫が苦手なお母さん達もいるのでそれは無理」という園長の声。 その時ひらめいたのが「私たち現場の声を反映した使いやすい布袋をカンボジアのお母さん達に縫ってもらい、 日本のお母さん達が買って子どもに使わせる、それならばお互いのお母さんの抱える問題が解決できる!!」というアイデアでした。 「なんでもある日本」のお母さんと「必要なものがほとんどないカンボジア」のお母さん。 Mother to Motherが お互いの「ありがとう」を届けます。
私たちの取り組み
現地での取り組み
縫製技術指導
ポルポト政権の影響で教育を受ける機会を奪われ、読み書き計算ができない村のお母さん達へ縫製技術を指導しています。
作業場の環境整備
様々な会社・団体様からの支援を受け、衛生的な作業所の開設やミシンの寄贈など、少しずつ生産体制を整えています。
現地の販路拡大
カンボジアのお母さん達の収入安定のために、シェムリアップのホテルやお土産屋さんでの販売も行っております。
日本での取り組み
通園グッズの販売
カンボジアで縫いあげた布小物は、日本の50以上の幼稚園・保育園・小中高校、及びオンラインにて販売しています。
イベント開催
カンボジアのお母さんが作った「ヨーヨーキルト」を使っての 「出張アクセサリー作り」のイベントを開催しています。
地域と連携した支援活動
近隣の学校と提携し、ボランティアイベントやフィールドワークを開催することで国際協力への関心を後押ししています。
作っている布小物
活動の成果
裁縫プロジェクトに参加の家庭の子ども達の進学率が改善しました。 せめて小学校を卒業させてほしい、そう願って始めた活動ですが Mother to Mother活動に参加するお母さんから「うちの子高校に行ったの!」と、 こんな嬉しい報告が届くようになりました。
先生になった息子さんの声
ASAP が校舎を建ててくれて、汚かった学校が綺麗になったので、 学校に行きたくなりました。なぜ勉強するかがわからず嫌いだったけれどもASAPの人達から 「学校で勉強することは自分の将来を開くことだからしっかり勉強しなさい」といわれた事で、勉強をする気になりました
お母さんの声
私は子ども達の為にたくさん働いてきました。 Mother to Motherの仕事もずっとしてきて稼ぐことができました。 おかげで、息子が学校の先生になって、タットム小学校にきたんです!!本当に嬉しいです。